



地蔵菩薩は古くから「お地蔵さま」「地蔵尊」などと呼ばれ、多くの人々に親しまれてきました。
地蔵菩薩は、お釈迦様が入滅された後、弥勒菩薩がこの世に現れ、人々を再び救済してくださるま
での永い間、無佛となった現世にとどまって衆生を教化救済の役目を持たれており、仏陀の資格を
持ちながらも衆生済度のため僧形のお姿のままこの世でお働きになっておられる菩薩様です。
八幡地蔵菩薩は、 虚空蔵菩薩と地蔵菩薩が一体となった仏と考えられており、代受苦(苦しんで
いる者の身代わりとなってその苦しみを受け、一切の悪事を消し、人々の願いを悉く叶えること)
等の十二の誓願を基に、『南無八幡地蔵菩薩』のご真言を唱える全ての衆生を、あらゆる苦しみか
ら救済する仏様です。
境内に参百尊の八幡地蔵菩薩の石仏が勧請され、昼夜浄光を放ち、いつでも、何処にでも、すぐに
でも救いを求める人々の下へ行く御姿で、みなさまの訪れを静かに待たれています。
八幡地蔵菩薩にお仕えし、龍玄精舎の西方の「如意の水」を守護する、水神と八大龍王が一体と
なられた慈愛あふれる御姿です。
『衆生済度のため、この地に訪れる者を加護せん』と、訪れた人々を平安・安穏へと導きます。
瀧割水鉢は、霊峰石鎚山麓から採石された伊予の青石で造られており、数十万年前の地層にあっ
ても変化していないとされ、そして最も風化しにくい石とされています。
3月には畜類精霊供養が、8月には精霊流しがここで行われています。
交通安全・災難消除を祈願するためのご祈祷所。
本尊には、平成8年2月の龍玄精舎開山から平成9年6月まで蔵王殿の”前仏”としてお働きいただい
た、石鎚蔵王大権現・愛染明王・軍荼利明王の三尊がお祀りされています。
お車のご祈祷をされた方の大難が小難に、小難が無難になるよう、日々祈願が行われております。