「ご先祖様の供養を大切にし、正しい信仰の道を真に理解し、信心を深めていく」という理念の下
昭和46年6月、石鎚蔵王大権現を勧請し、呉市平原町に『龍玄院』として創設しました。
昭和56年、宗教法人を取得し石鎚山真言宗『蓮臺山龍玄院』と公称。その後昭和58年に、神戸・名
古屋・東京に礼拝所を開設。平成元年に岡山分院美星大黒天を落慶致しました。
故田中龍玄(たなかりゅうげん)初代貫主(住職)は、世界平和と人々の安寧という御仏のお心を
示現するため、国籍・宗派を超え、あらゆる人に開放された『祈りの殿堂』を発願。
龍玄精舎は、人類が二度と悲惨な戦争を繰り返さないことを願って、戦後50年にあたる平成7年8月
に上棟され、平成8年2月、開山堂である蔵王殿と敬虔な仏教国スリランカの寺院との仏縁を得て建
立された仏舎利塔(パゴダ)の完成をもって開山致しました。
これを機に、その趣旨と目的を明確にするため、『国際平和寺院蓮臺山龍玄院』と名称を変更し、
同年8月、真言宗単立法人となりました。
平成26年11月に完成した仁王門をくぐり抜け一歩足を踏み入れると、金色本殿を中心に、向かって
左に蔵王殿(護摩堂)、右に遍照殿(お大師堂)の構成にて鳳凰が翼を広げた姿を思わせる伽藍と
なっております。
「念ずれば花ひらく」ということば通り30年余りの歳月をかけ、ここに【国際平和寺院】が完成致
しました。